こんにちは。フラムです。
今回はクモの糸のバイオリンを作成した第一人者である大崎茂芳(おおざきしげよし)さんについて取り上げます。
クモの糸でバイオリンを作成するという発想そのものが意外ですよね・・・
クモの糸はとても薄いものですので、バイオリン作成に不向きなように見えますが・・・
というわけで今回もやっていきましょー
大崎茂芳教授のプロフィル
大崎さんは結婚をされています。
大崎茂芳 おおざき しげよし 出身 兵庫県 生年月日 1946年 出身大学 大阪大学理学部高分子学科 同大学院理学科博士課程修了
略歴
神崎製紙→ニチイ経営企画室部長→マイカル商品研究所所長
→島根大学教授→奈良県立医科大学教授→奈良県立医科大学名誉教授
引用元
家族構成は厳密には不明ですが、長男と次男がいます。
奥さんには自分のクモの研究の手伝いを頼んだりとしているので
夫婦の関係は結構よさそう・・・??
クモの糸に興味を持った理由は?
粘着剤の研究に所属をしていたときに、「クモの糸と粘着剤」について記事に書いてと依頼されたときにクモについて調べることで、クモに興味に惹かれていったそうです。
大崎さんが興味をひかれたクモの糸ですが
クモの糸には実は色んな種類があります。
・餌となる虫を捉えるための粘着球がある「横糸」
・獲物を巻き付けるときの「捕獲糸」
・横糸を張るための「足場糸」
・クモをつるすための牽引糸
などがあります。
クモの糸なんてつぶすくらいの時しかお目にかかれないのですが
意外と種類が豊富なんですね・・・・・
クモの糸は強度がかなり高く、かなりの耐久性や伸縮性を秘めています。
大崎さんも自ら実証していますが、太さ4mm、一周の長さ20cmの紐で大崎さんを吊るすことに成功しています(このときの大崎さんの体重は65kg)
この動画は最初にクモの糸が弦になったバイオリンの演奏のあとに
クモの糸でつくった紐で大崎さんを吊るしています。
ちなみにクモの糸で作った紐は、19万本の糸を束ねたそうです・・??!
かなり根気がいる作業ですね・・・というかよくクモも付き合ったもんだ・・・
クモの糸で作ったバイオリンの作成はかなり難しい?
クモの糸で作ったバイオリンは割ときれいな音を出すことにびっくりしますが
クモの糸でバイオリンを作るのはかなり根気がいる作業です。
「当たり前だろ!」
という声も聞こえてきますが、上記の紐やバイオリンの弦で必要な糸は「牽引糸」です。
牽引糸はこういうやつです
いわゆるクモにとっての命綱みたいなものです。
引用元
この牽引糸がかなり重要でして、大崎さんはこの糸に目をつけました。
この牽引糸を集めて、1cmほどの厚さを持った巨大なクモの巣をつくると
ジャンボジェット機を捕まえられるという意見もあります
どんだけ大きなクモの巣かは気になりますけどね・・・クモが過労死しちゃうぞ
ただ、横糸や捕獲糸のような糸は牽引糸のような耐久性のある糸を出せないので
大崎さんは如何にして牽引糸を出してもらうかに苦難しました。
さらに、クモに長い糸を出してもらわないといけないので、その点でも悩まされることになります。
さらにせっかく作った糸も切れてしまったりするので、色んな点で大崎さんを悩ませました。
結果的にバイオリンの弦を作成するまでに使ったクモの糸は短いものでも一万本、長い弦ですと1万5千本です。
少なくとも4万は使っている計算になります。気が遠くなりそう・・・・・
しかし、クモの糸で使ったバイオリンの演奏は、プロの演奏家に高評価を得ており
今後は「プロの演奏家がクモの糸を使うのではないか?」という意見もあります!
なんでもやってみないとわからないことわからないですよね・・・・
クモの糸がここまで応用できるとは正直思ってませんでしたしね・・・・
まとめ
クモの糸でバイオリンを作成した大崎さんですが現在も活躍をされており、今後もクモの糸でいろんなものを作成しそうですよね・・・!
自然界にはまだまだ未知のモノがあふれている証拠ですしね!
最後までお読みいただきありがとうございました~