こんにちは。フラムです。
「世界まる見え!テレビ特捜部」でネパールにある慣習「クマリ」が紹介されます。
クマリという慣習はいくつかの条件の元、少女が女神として選ばれるので
女神になった少女はさぞかし素晴らしい生活になるかと思ってしまいます。
クマリの慣習があるなら、少年が神として選ばれてもよいのでは?
今回は、クマリになる条件や、どのように過ごしているのかについてを調査します。
また、クマリをやめる時期があるのかについても調査していきます。
クマリの慣習の意味や役割は?
クマリは「生きた女神」であり、色んな女神が宿っていたり
また女神の生まれ変わりとされています。
宿っている女神はドゥルガー(タレージュ)です。
ちなみにクマリは「young, unmarried girl:未婚の少女」という意味です。
クマリの役割としてはまず、絶大な力で人々に幸福をもたらすといわれています。
また、預言者としての一面を持ち、予言をするときには以下の予言をします。
・わめいたり大声で笑う:深刻な病や死 ・泣いたり目をこする:差し迫った死 ・身震いをする:投獄 ・手を叩く:国王の恐れ ・供物をつまむ:財務損失 ・静かな時:安心をもたらす
引用元
そもそも、クマリがなぜ少女から選ばれるかというと
全世界の女性の子宮にはドゥルガーが住んでいるという考えであり
また、その子供は女神を収めるための理想的な場所であるからです。
女神ドゥルガーの生まれ変わりですので突然性別が変わったら困りますからね
あまり覚えがありませんが、女性は神聖なる者だったと書いてあった本があった記憶があります・・・
クマリになる条件や過ごし方は?
- クマリになるための条件
クマリになるためには32もの条件を踏まなければならないです。
クマリになるための条件はわかる範囲で紹介します。
厳格なクマリの決め方では、家柄が大切にされており
カトマンズ溪谷の元の住民で会ったニューアールの部族から選ばれています。
健康である(怪我や不自由な箇所がない)また、クマリになるための儀式の中には
すべての歯が欠けていない
菩提樹のような身体
牛のような睫毛
獅子のような胸
鹿のような脚
アヒルのように柔らかく透き通った声
黒い髪と目
引用元
多くの水牛やヤギが殺され、その頭部を飾った部屋で
夜を迎えなくてはならないものがあります。おまけに泣いちゃダメ。
- クマリになった後の生活
また現在では、クマリは家族と会うことができますが
昔のクマリは、役目を終えるまで家族と会えない規則がありました。
それでも家族や親しい友人以外は話せない規則があります。
クマリは自分の足を地面につけて生活することができないので
移動をする場合は誰かがクマリを運ぶ必要があります。
また、クマリに予言をしてもらいたい人のために訪問を待ってもらうことも
クマリとしての役目の一つでもあります。
こう書くとクマリは不自由な生活であると思うのですが
クマリになったことがある人はインタビューでこう答えています。
“Being a goddess is just like being a princess and you get everything at home,” she says.家の中でなんでも手に入ることができるので王女気分だったそうです。
“I never missed going outside, but rather enjoyed staying at home and being part of the divine life.”
引用元
ただ、15歳のころに初潮を迎えると突然クマリをやめさせられることになったそうです・・・
クマリの引退の条件
これはクマリが初潮を迎えることです。
初潮を迎えることは血が流れ、怪我をすることでドゥルガーが離れるからでもあります。
なので最悪大人になる前にはクマリを引退している可能性がありますが
初潮を迎えない人もいるために永遠にクマリになる人もいます。
先ほどのインタビューの女性は、クマリをやめさせられた後
歩くことができなかったので、リハビリをして歩けるようになったのです。
女神から突然人間に変わる人生って驚愕ですね・・・・
現在でも残っている慣習ですが、その内容が神聖じみたものを感じさせます。
以上になります。最後までお読みいただきありがとうございましたー